令和七年春巡業大相撲宇都宮場所が開催されました!

令和7(2025)年4月18日(金)にブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)において令和七年春巡業大相撲宇都宮場所が開催されました。TSUでは選手に夢を与え、相撲への興味関心を一層高めるための重要な機会となるよう、また宇都宮市の相撲に対する機運をさらに高めるとともに、来場者への認知度向上を図るためこの巡業を全力で応援してきました。当日の様子を振り返ります。

公開稽古

ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)に4,600名を超える観客が集まり満員札止めとなりました。会場は熱気に包まれる中、幕下以下から順に稽古が始まりました。幕内力士の稽古が始まると歓声も一段と大きくなりました。普段は同じ部屋や同じ一門での稽古をしておりますが所属の枠を超えた取組は巡業ならではの稽古です。

TSU選手の稽古参加

実行委員会のご協力によりTSUで練習を行っている選手会員が幕内力士に胸を借りる場を設けていただきました。まもなく出番がやってきます。本物の力士と大観衆を前に普段は元気な選手もかなり緊張しています。

いよいよ本番が始まり、学年順に小さい選手から胸を借ります。まずは筋肉隆々の朝紅龍関に挑戦し押し出すことができました。

続いて獅子関に挑戦です。頑張って押し出そうとしていますが、朝紅龍関に押し返されなかなか押し出せません。

次は地元宇都宮市出身の十両若ノ勝関にぶつかります。中に入り綺麗に投げることができました。

五月場所で新入幕が決まっている嘉陽関を一気に押し出すことができました。嘉陽関からもう一番お願いされ、もう一度挑戦しました。

次は人気力士の若元春関です。綺麗な下手投げが決まり、会場が盛り上がりました。

貴重な経験をさせていただいた力士の皆さんと記念撮影をしました。

髷結実演

稽古の後は巡業ならではのアトラクションがありました。TSUでは髷結実演枠に協賛し稽古をつけてくれた朝紅龍関がモデルとなり、稽古で乱れた髪を綺麗な大銀杏に整えるまでを実演してもらいました。

このほか初切(しょっきり)やふれ太鼓、相撲甚句や綱締など巡業でしか見られないアトラクションを楽しみました。

幕内土俵入

アトラクションが終わり、幕下取り組みが終わると巡業も大詰めです。化粧まわしを締めた幕内力士が土俵入をしました。テレビでしか見られない土俵入りを間近で味わうことができました。

横綱土俵入

続いて横綱土俵入です。春場所より横綱となった豊昇龍関の力強い土俵入の迫力に圧倒されました。

幕内取組

幕内力士の取組が始まりました。TSUでは地元宇都宮市出身として84年ぶりの十両昇進を果たした若ノ勝関の取組に懸賞を出し、懸賞幕が土俵をまわりました。

若ノ勝関が玉正鳳関を突き出しで破り、懸賞を受け取ることができました。

幕内力士や横綱、大関の取り組みに会場はとても盛り上がりました。

打出し

結びの一番を終え弓取り式です。宇都宮巡業もあっという間に打出しとなりました。

この貴重な経験を通じ相撲の楽しさや魅力を再認識することだできました。また、幕内力士との稽古を大観衆のなか行えたことは選手の夢を膨らませるかけがえのない時間となりました。貴重な機会をTSUのために設けてくださった公益財団法人日本相撲協会様並びに勧進元のテレビ愛知様、仲介してくださり運営を行なってくださった未来株式会社様、そして宇都宮にお越しくださった全ての観客の皆様にこの場をお借りし御礼申し上げます。今後とも大相撲そして、未来の相撲界を担うTSUの選手へのご声援のほどよろしくお願いします。

TSU事業部相撲振興課